電子金銭養殖
とりあえずYouTubeから、中華RMT屋さんのルポ映像。
拙い英語力でもこの程度の字幕なら追っかけられたぜ。訳載せようとしたけど、結構な量になるので割愛。
Gaming Workshopってのは、労働単価の安い中国人プレイヤを雇って、ゲーム内通貨、装備、鍛えたキャラクタの販売を組織的に行ってるところ。ここではRMT屋としましょう。で、こいつらは米国人ゲーマーからChinese Gold Farmerと呼ばれてる。この表現は言いえて妙。ゲーム内なら、それこそ理論上無尽蔵に金(Gold)を得られるわけ。けどそれって農奴みたいじゃん、ということでこんな蔑称めいた呼ばれ方してるんだろうね。
映像中で、RMT屋のオーナーが「我々は時間を使い、米国人ゲーマーに対してサービスしてるんだ」という方便使ってたのが印象的。
RMTの撲滅は難しいと思う。人民元とそれ以外の国の通貨価値が違ってることに目をつけた奴は本当~~に頭いいね。モラルとかそういうのは置いとくとして。ゲーム運営サイドで取り締まることはそれほど難しく無いのに、RMT屋をほったらかしてるのは何故なんだろう。
そう思って試算してみた。信長の野望オンライン。僕が遊んでいる風雲録ワールドはPC数の減少著しい。全有効アカウント数は分からないけど、越中やら加賀やらで黙々と自動採集してる中華系PCはおそらく200アカウント以上存在する。
仮に250アカウントがRMT屋の有効アカウントとしてみよう。ゲームのプレイ代金は1アカウントにつき1200円(税抜)/月。これからクレカ屋、webmoneyなどの収納代行屋が5%~10%持っていく。コーエー独自の収納代行だと丸ごと利ざやになるだろうけど、平均して7%くらい収納代行で抜かれてると思う。さらに運営会社であるコーエーネットの取り分もあるだろうから、コーエー本社に収まる収益ってのは1アカウントにつき、毎月1000円弱かなーと勝手に決め付けてみる。ワールドは全部で5つ。そして風雲録がおそらく一番総PCが少ないことから、5つのワールドで1500アカウントくらいは居るんじゃないのかと思う。
そのためRMT業者を黙認してれば1500×1000で毎月150万円のアガリだ。莫大な経費が発生するMMORPG運営から見れば屁のツッパリにもならん。ここで大事なのは1500アカウントのほうなんだろうね、きっと。RMT業者アカウントを一斉にBANしてしまうと一気に課金しているアカウントが減ってしまう。たぶんゲーム全体でみれば1割強~2割弱くらい。そうなるとIR発表しづらくなる、というのが本音なんじゃないのかと勘ぐってみた。
MMORPGの運営って、2ちゃんねるでプロデューサ(会社で言えば部長クラス)が死ねだのなんだの言われまくってるんだけど、月額課金モデルが破綻しているからだと思う。仮に1万人が月1200円払っているとして、毎月の売上がたったの1200万円だ。2万人の利用者がいたって2400万。それで毎月追加要素を入れるとか、正直ムリな話。売上1200万円じゃあ専従スタッフ10人確保にも至らない。10人月で作れるモンなんて本当にタカが知れてる。それにIBMにムリ言って導入したサーバ代、全部TCPでやってる通信費だってバカにならんだろう。導入が3年前だから、経年劣化しててシステム置換の話もそろそろ上がってるだろうし。
信長の野望オンラインに限って言えば、台湾、中国でもサービスしているので開発費が事実上1/3に圧縮できているけど、それでも利益出しながら満足いくサービスなんてのは、提供できないだろうね。それくらい予算が限られている。少ない予算の中から面白いことを頭を絞って考えるのがクリエイターの仕事なんだろうけど、タネの無い手品なんてありはしないのだ。
だから、アイテム課金制のゲームにどんどん移行していくんだろうなぁ、これからのオンラインゲームは。あと、ゲーム開発費調達のためのファンド機構がもっと活発になればいいのになぁ、なんて思いました。

コメント
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書いた人: Anonymous | 2007年01月12日 09:16
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書いた人: Anonymous | 2007年02月03日 08:54
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書いた人: Anonymous | 2007年02月20日 21:07