High×(Risk+Return)=?
※今回のエントリーはちょい硬いです。ゴメス※
ホリエモン逮捕か…拘置所までの車をヘリ飛ばして追っかけるなんて、僕の記憶じゃオウム真理教の教祖以来だ。こないだあった皇族の結婚式んときは自粛してたそうだし。ということは、彼はそこまでの悪事を犯したのだろうか?
研究室のメンツと研究室のTVで中継が放送されてるのをチャンネル替えながら観てたけど、真っ先に僕が思ったのは「恐ろしい」だ。や、特番組まずに相変わらず普段どおりの放送をしてるテレ東系が、じゃなくって。
資本金300万だったかそこいらの会社から数年でグループ2500人近くの会社まで膨らました手腕はハンパじゃなくスゴい。なんせこいつらフリダシはスーパーファミコンソフトのコピーツールやらそんなアンダーグラウンドなモンを売ってたわけだから。この点だけ見れば公衆電話タダガケ装置を作って売ってたアップルコンピュータとさほど変わらない。うん、こんなもん既存メディアじゃ報じないと思うけんども。
並外れた意志力と実現力、行動力は凄いと心底思う。僕の中には殆ど存在しないモチベーションの類だし。だからその勢いは地検が動くなんていう青天の霹靂まではとどまるところを知らなかった。
客観性を抜いて彼がやったことを考えると「超イケスカネエ」という結論が僕の中ではずいぶん前に出ている。何度も再評価を試みたけど、それほど結果は変わってない。あくまで個人的に。うん、僕が評価してどないやっちゅーねん、というのは言わない約束だ。
なんせやること為す事品が無い。そして会社自体は空っぽの書割りだ。あんなのがIT企業とか自称してるのを聞くと頭が温かくなってくる。もちろん個人的に。
買収された実のある企業、弥生会計なんかは買グループ傘下になってから人がどんどん抜けてしまい、結果としてマトモなシステムが販売できない、という結果になってしまった。ホリエモンは涼しい顔で「中国の拠点で開発してコスト1/3ですから!」などと言ってたらしい。そらオフショア
すりゃあ安かろうさ。
僕はソフト開発において目先のコストを下げる為のオフショアや下請け投げをする、ということは資源が何一つない日本において、長期的な視点からすれば自殺を図っているのと同義だと思ってる。マイクロソフトが会社の背骨であるOSの核を外注に作らせてるんのか?っつーと答えは絶対にノーだ。ありえない。そりゃ細かい周辺部品なんかは沢山買ってきてるけどさー。
どえらく高い人件費を払って超優秀なプログラマを社員として雇い、そいつらに作らせている。労働集約型産業において、研究や技術、ノウハウ、ナレッジの囲い込みというのが何よりの資産であり、それらを握っているのはプログラマだ。人こそが最大の資源。これは絶対に譲っちゃいけない部分だと確信している。
だから、自社に技術がない、技術者を囲ってない会社なんざ音速で潰れちまえっ、というのが会社を辞めて数年間考えた答えのうちの一つだ。うん、あくまで念のため個人的に。
ソフト業界自体全体を見渡せば繁閑の差が大きい分野だから人員が流動的にならざるを得ないし、色んな大人の事情、業界の慣例なんてのは沢山目にしてきた。それに僕の理屈からいけば、大きい会社のみが残り、小さい会社はなくなってしまえ、ということにもなる。だから、僕の考えは出来の悪い子供の意見と同じだと分かってる。それでもそう考えざるを得ないんだ。この辺の話は東証システムの件もあわせて、それこそA4で何ページにも語れそうなので割愛。
で。話を戻して。実がない会社を経営するってのはつまり、如何にしてそれっぽく見せかけるか、というハッタリ勝負なんじゃないのかとも思う。ガムを食ってぷくーっと膨らませるけど、膨らませすぎると顔中に張り付いて、大変なことになってしまう。ホリエモンは弾けないようにフーセンを一生懸命上手に膨らませつづけた。そりゃもう見事な大きさまで膨らんだと思う。
1回でも弾けてしまうと、即ゲームオーバーになるような、ワンコイン勝負。それでも引かなかった。ハンパない勝負師だ。僕なんかチキンですからダブルアップ2回とかで普通に降りちゃうけど。
結論を言えば、会社経営者としては嫌いだけど、人物としてはそんなに嫌いじゃない。旧態依然とした日本社会っつーバグだらけのくそシステムで随分上手に立ち回ってたと思う。彼が腹の底で規制メディアの連中をバカにしているのは目に見えていた。それでも商売だからと、新聞、放送という既存規制メディアはホリエモンの一挙一動を見守ってくれる上に、大抵のエサに爆釣。そういう意味では、性質をよく見極めた上で、ギリギリの勝負をホントに巧にこなしてた、と僕は思う。
だから、今回の逮捕劇で、既存メディアの反応が恐ろしいほど過剰になっていた。株価急騰どころじゃない騒ぎだ。TVは底意地の悪いことに逮捕の情報が入ったら、前もって作っているビデオを流してボッコボコに叩いている。新聞なんかは号外まで配ってる。容赦がないにも程がある。「もうその辺にしときぃ~や」と言いたくなる。これメディア側の私怨入りすぎ、と鈍い僕でも十分に感じ取れた。メディアで膨れたツケはメディアで贖わされているわけだ。こんな壮大なしっぺがえしは10年に1回あればいいほうなくらいだ。
「もう既存メディアの報道はホントにアテにならないんだねぇ」とニュース特番を観ながらそんなことをぼんやり思っていた。
広告代理店とタッグで根回し十分でやればよかったのか、もっと品を良くやっていけばよかったのか、政治献金という名の鼻薬は効かせていたんだろうか、会社を大きくすることに生き急いでいたんではないだろうか…
真相はきっと皆が完全に忘れ去られた頃にぽろっとどこかのサイトにでも書かれるのかもしれない。
そして、結局のところ、今回の騒動で一番得をしたのは誰なのか? も。
とハイテンションでココまでスタタタと書き綴ったわけですが、見事に論旨がメロメロだ。
結局のとこ傍観者である僕らとしては、これからの動きをたま~にゆる~くでいいのでチェックしていくことが大切なんじゃないのかすら。などど薄っすらと思いましたとさ。この逮捕で全てが終わったんではなく、形容し難い「何か」が始まったのかしらねぇ。






コメント
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