ヤクルト30本勝負 後編(完結)
※今回は下品です。ご注意を※
「ヤクルト30本一気飲み」という非常に頭悪い企画をこんな感じで傍観しておりました。

考える人
「考える人」というのは地獄の門に腰掛けて、下(地獄)の阿鼻叫喚のさまを眺めているポーズだったりします。ちなみに、この像に名前つけたのはロダン本人じゃないんだって。
したら、いきなりカードとか言い出すんですよ。カード。こいつはもう罠。

「んー…じゃあ、3番で」
Tディレクター自分の席に戻って伏せてた紙をカメラに映し出した。
「3番、3番、3番……………………………」
僕も我がゴトになりえるので、傾注しました。っつーか、手元凝視。細工されたらたまらない。
あ、Tディレクター笑い出した。
「はははははは…(大変乾いた笑い)。3番。魔王さんです!!!!」
『sd:;fgjhsd;lkgfsdlfgはう9yrt;lbkhkjbvgぁあds』
なんだこの引き。鬼ヅモにも程がある。このステキチョイスをやったG君、それはそれは博才に溢れておりまして。研究室でボードゲーム
をよくやるんですが、大抵このG君が強い。次にK君。この二人の連帯率はハンパじゃない。あまりにも強いので、一面にデカデカと「空気」と印刷したA4用紙を部屋の壁に貼ってあります。ゲームの局面によっては、黙って壁のソレを指差すようなコトがままあります。「え、なに?からけ?」とかすっとぼけられるんだけどね…
そのG君は笑いながら「どや、空気読んだやろ!?」等と。
周囲からは、よく読んだ、とか、流石だ、といった称える声が。
冗談じゃない。けどちょっとオイシイぞ年上としてやらなくちゃダメだろう、というわけで、僕も飲むことに。
「仕方ないなぁ…」
ちょっと心がウキウキ
と、横で虚ろな目をしていたK君がラストスパートをかけた!!!
うお、すげえ、マジで全部飲み干しやがった。拍手。やればできるんだなぁ……あれ?30本目をクチに含んだら、即起立して、走り出したぞ。
Tディレクターが声をかける「どうしました、Kさん? え、トイレ? はい、どうぞー」
K君そのまま脱兎。おいおいただ事じゃないぞ。
K君が戻ってこないけど、僕も飲むことにした。あんなもん目の当たりにしたけど、ホンマかいな、などと思ってたりする。
G君は全30本のうち、10本を飲んでいるので残り20本。20本ならいけるだろう、と思って1本目を手にとった。
うん、1本目は普通に美味しい。味濃いけど。フタがうまく剥がせないのに目をつぶれば、普通に美味しい。程よく冷たいし。
3本…
あ、K君が帰ってきた。心なしか顔がツヤツヤしてる。「酒以外で吐くの初めて」
そりゃそうだ。普段からヤクルト30本なんて誰がやるもんか。
7本…
10本目を飲み干した。
Tディレクター「お、流石魔王さんですね、軽く10本クリアです」
『いや、10本くらいならいける。こんなもん坂道を自転車で登るんと同じ。停まったらダメ。問題はこれからや…』
14本…
17本…
このくらいから普通に辛くなってきた。飲料を沢山飲むと、胃と食道が蠕動してゲップが出るじゃないですか。だから今回もなんか出そうになるんだけど、ゲップじゃない別のモノが出そうになってきた。これはキツイ。そして、胃に貯まるヤクルトがえらい重い。物理的に。体中が甘い。アリに集られそうなくらい甘い。
1本あたり150億のヤクルト菌がいるそうだけど(公式サイト情報)、今現在天文学的な数のヤクルト菌が僕の中に染みてるわけで。無益な殺生をしてる感じが否めません。ヤクルト菌すまぬ。
とにかく20本飲み切った。まだ若干の余裕があるけどキツい。
横には言い出しっぺのS君がボンヤリと座ってる。あ、こっちに何本か寄越そうとしてる。まだイケるので素直に受け取ろうとしてる僕。
そこでTディレクター「それはいけません、ルール違反です」
観念したS君がまた飲み始めた。
Tディレクターが鬼のようなコトを言う「S君輝いてる!入学してそろそろ2年、今が一番輝いてるよ!!」酷い言われ様だ。
結局S君は23本目あたりを飲みきったあたりでTディレクターの前で土下座。「ごめんなさい、ムリなこと言うてましたぁ」
なら仕方ないね、ということで30本勝負はK君の1人勝ちということで一応の完。残り数本残ったけど、とりあえず飲むことにした。僕が。
たしかに25本目くらいで手が止まる。頑張ればまだいけそうなんだけど、脳が嫌がってる。胃が嫌がってる。けどここは年長者らしく気丈に振舞おう。ここで泣いてしまうと、涙じゃなくてヤクルトが出てしまいそうだし。
結局、僕に負けたくないらしいS君が僕から奪い去るように飲み干して、ラスト1本。S君も何かが決壊したらしく、お手洗いに駆け込んでいった。最後は僕が飲むことになった。
『それでは、ラスト1本、いただきまーす。かんぱーーーい』
ごくごく
Tディレクター「う~ん、残念、これで品切れです。また買ってこないとね」
あ、ディレクターはカメラを向けて参加者に感想を求めている。
チャンプK君「これなぁ、もっと暖かい時だったら余裕でいけたわ。今寒いし」
G君「いやあ、ちゃんと(カードを)引いたやろ?」
お手洗いから帰ってきたS君「あのね、結局戻しちゃったんだけど、ヤクルトのだとね、優しいのね、ホント、ビックリした」何が優しいのかは、めいめい察してください。
Tディレクターが笑いながら「S君、今日いちばん気の効いたコメントありがとう」
そして僕『たしかにキツかった。胃が重いもん。次は固体でやりたいよね、バケツプリンとか。もちろん僕は食わないけど』
最後、G君の携帯がメール着信を知らせている。着信音が少年隊の仮面舞踏会だ。22歳にしてこのセンスは只者じゃない。
O君が「これ、エンディングテーマですね」
こんな感じの研究室での日々。
僕もお手洗いでこの過剰摂取ヤクルトをリリースしようとしたけど、出ませんでした。なんだ、体は正直だなぁ。まだイケるっちゅーことかしら。
最後に僕の感想などを。
30本は体調によってはイケるかもしれません。ただ20本後半から急激に辛くなりますし、もう二度とこんなことやりたいと思わないでしょう。バケツブリンなら話は変わると思うけど。
うん、普通の人はやろうとも思わない。それでいいんだ。こんな痴態は人生において不要だ。
ただ、僕の悪友には女の子とデートをした時に夕食を食べて、そのあと、別の女の子とのデートでさらに夕食食べるような頭おかしいヤツもいるので、それから演繹的に考えればトライを完遂できる人間は少なくとも居るのではないでしょうか。
ちなみに、この勝負から6時間くらいは空腹なのに何も食べたくないという不思議な体調になったことを付け加えておきます。あとでTディレクターが食ってたポテチを分けてもらったんだけど、塩分ってこんなにステキだったのね!と心震えました。
気になったお腹を含む体の調子ですが、次の日の朝のお通じがちょっとソフトだったくらいで、本当に何も異常なし。人体ってフシギー。
3回にわたるエントリだったけど正直オチも弱いし、僕が飲んでる最中の写真も無いんですけど、一応カメラまわってたし、ええと、そうだ、僕はアドリブに弱いんだよ! などど言い逃れしておきます。
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もう見たくもない






コメント
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