ロマンシング・サガ3
もう10年も前のゲームだけど、この中にあるミニゲームにトレードというのがある。
RPG世界ではひょっとして初めてじゃないのかと思うのが、ゲーム内における企業の設定。
ファンタジー世界のゲームなのに企業が沢山あってどれもこれも細かい。ブルワリーだの海運だの商会だのと、やたらセンスが良いのだ。
企業にも業種があって、運送・出版など現実世界のモノから、ポーション製造、武器製造、魔法術者ギルド、パトロン業など奥深い。
色々なつながりを持つ企業をトリガとしたグループ技も大変アツイ。ジャングルフィーバーとか鼻血モノ。
このような世界観の表現もあったんだな~というのが感想。
フィクションの世界を作りこむにあたって、メインデザイナーのセンスがどこいらにまで及ぼしているのか、というのを作品を見るときにチェックしてるんだけど「その世界の『経済』」の作りこみが甘い作品が非常に多い中、かなり健闘してたんじゃないかな。
最終的にはトレードの舞台に億単位の金額が載ることになり、通貨がオーラム(ラテン語で金)という金本位の経済世界で「ムチャしとるなー」という印象が否めないが。
それでも、当時の自分に企業買収のシステムをあれほど端的に教えてくれたものは無かったんじゃないのかと思う。
各メディアではライブドアとニッポン放送の顛末が毎日の様に報道されているけど、僕の中ではこんな感じの位置付け。
ライブドア=ドフォーレ商会
ソフトバンク=アビスリーグ
元いた会社もM&Aを繰り返してたけど(吸収する側でした)、働く側からするとM&Aされるのはたまったもんじゃないと思う。現実社会にはフルブライト商会も、(主人公の名前)カンパニーも存在しないのだ。
ただ、進歩が激しい業界なので、淘汰があるのも分からないわけじゃない。理屈では分かってるけど、心で理解できない、というヤツでしょうか。
とりあえず、確固たる技術力もナレッジもない会社がITの看板出してるんじゃねーよ、この虚業企業がっ、などと思っても口にしないようにしようと思った。