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2004年12月20日

クラスタとグリッド

ここに書くのを忘れてたんだけど、金曜日に某大学工学部キャンパスへ。
学会四国支部方面の計らいで、先端技術の講演会があるらしーというので、往復3時間かけて聴きに行ったんですよ。

僕はいまのところ学会に所属してないので、聴きにいくのは少しためらったんだけど、長考条件特に規定されてなかったので。

時間割だと研究用に割り当てられた時間とかぶってたんですが、先生の計らいで「是非行ってきなさい^^」ということで、研究室のメンツ全員で。

三本立てで、話を要約すると
1.ギガバイト単位のデータをなるべく早く日本からワシントンDCまで送信する方法
2.スパムメールのトレンドと、それらといかにスマートに戦うか
3.某社グリッドコンピュータ事業の内容

こんな感じで。
1は特殊な機器を使うお話で、僕はソフト屋なのにあんまりその話してくれなかったッス。よって興味なし。

2は東京大学情報基盤センターの人が、いかにしてスパムメールと戦っているかについて、ぐっとくる話を小一時間。
「今つかってるメールソフトのスパム対策サポートが打ち切られたらどうする?」と指さされて聞かれたので「や、代わりが無いなら自分で作ります」と答えたら「マニアは違いますねぇ」と言われたんですが、僕はそんなにマニアなんじゃろか…

Windowsとインターネット以前のコンピュータユーザって、自分が使う道具を自分でこしらえる傾向が多かったと思う。そりゃ当時から雑誌にもデータが付属してたけど、フロッピーディスクじゃ圧縮解凍ソフトだけでおわっちゃいますがな。
パソコン通信もあったけど、Niftyのアクセスポイントが市内局番内に存在しないという有様。

そんなわけで、僕も10代中盤は、色々と自作しました。外字フォントドライバ(文字データの作成ツールも作った)や、スクリーンの画像保存ルーチンをパソコンの仕様書片手に作ったわけで。なんせ行動圏内に専門書はおろかPC誌を売ってる本屋すらない状況。ソフトも数万円のブツだらけで、当時の僕には手も足も出なかったわけで。

…今考えても、誰にも教わらずにあれだけやってのけた自分の行動力はどこかおかしいと思う…これが若さ故の過ちなのかっっっ!

けど、こういう話も今となっては異文明の話にしか聞こえんわなぁ…

話をもどして。

グリッドコンピュータについて。国際事務機械(仮名)のえらい人が、業務レベルのトレンドを教えてくれました。SETI@Homeや、癌研究ボランティア(UDOpen@NewWindowのことだ)を例に、余剰PC資産の潜在能力の凄い所、というポイントから上手に講義してくれました。

膨大な演算回数が必要な作業をこれまで一度たりともやったことがないので、色々勉強になりましたよ。とりあえず、わかったことをここにメモ。

PCクラスタ…同程度の性能のPCを近距離(LANで解決できる程度)にまとめて、ぐわーっと束ねたもの。
グリッド…機種、物理的な位置を問わずネットワークで統合したもの。フロントエンド用のPCもあれば、ストレージ用のサーバもあるし、ベクトル演算用のスパコンもある。アプリケーション的に一つのでっかいスパコンに見せかけてる。各ユニットの接続が格子状に見えるからグリッド、なんだろうな。

途中、講師の人が「ウチ(当社)もゲームコンテンツのサーバをやったんですけど、サービス開始してすぐに『サーバが足りない。直ぐに持ってこい!』と言われて、大慌てで調達して納めたんですよ~」と仰ってたけど…
御社がゲーム系のお仕事で、サービスイン直後にサーバ増設って…もしかして…信onでは?つーかそれしか思い当たらないんですがっっ。

さすがに「その件って、横浜日吉の案件じゃありませんか?」と聞く勇気はなかったけどな。

リーマンしてた頃は、こういう現場の最新情報がいくらでも入ってきてたし、解説してくれる上司もいたけど、今は僕ひとり。先生も最新技術にはあまり明るくないみたいで、気になる用語をすぐに調べたり、勉強する癖が身についちゃった。

やっぱり、自分が食っていく世界だけは、せめてアンテナ3本で望みたいもんですな。